聴覚障害×音楽 vol.6

🎵 生の音楽ライブハウスには楽しめる? 🎵


ライブハウスに行くとワクワクする一方で、

聴覚障害のある私には見えない壁があります。

セットリストは事前に分からず、何の曲が

始まるか分からない。

イントロだけでは曲が分からず、周りの盛り上がりに

乗れない。MCやトークは聞き取れず、曲の背景や

メンバーの思いが伝わらない。暗い照明や大音量で、

口の動きや小さな音を読み取るのも難しい。

手話通訳や字幕がないと、ライブ全体の流れに

入りにくいこともあります。


そんな困難の中で出会ったのが Insheart でした。

私がInsheartを知ったのは2018年。

このときは歌詞字幕投影だけでしたが、毎年ライブに

行くたびに情報保障がバージョンアップしています。


先日のライブでは、こんな工夫がありました。


   ♥️歌詞はスクリーンに字幕投影


   ♥️トークは事前に生配信風の動画で字幕化、

        感情まで伝わる字体で表現


   ♥️着替えタイム中に流れる動画で本編前の時間も

       楽しめる

   

   ♥️実際のステージのトークは手話通訳の友達が

       要点をサポート


   ♥️観客席の「オウム返し」タイミングも字幕で

       表示され、みんなと一緒に声を合わせて一体感を

        楽しめる


手話通訳の負担も減り、友達も私も一緒にライブを

心から楽しめました。

Insheartのような「見える化されたライブ」が、世の中に

当たり前になれば、聴覚に頼らなくても誰もがライブの

熱気に飛び込める世界になるはずです。💡

未来のライブは、みんなで感動を共有できる場所で

あってほしい。


※Insheart さんより画像をお貸しいただきました。

 ご協力ありがとうございます。

次回のテーマは「AdoちゃんLIVEの情報保障」

◀聴覚障害×音楽vol.5   

手話うたユニット T-ripple

聴者とDeafのおかあさん。共生社会で生きる子育て応援キャラバンとして各イベント出動中。 ステージでの手話うたパフォーマンス以外にT-ripple(とりっぷる)と遊ぼう!手話うた、紙芝居、パペット、ワークショップ、ベビーサイン等々もやっております。

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