日本最大手話ライブ『D’LIVE vol.19』来場者へのお礼
「D'LIVE vol.19から一夜明けました!」
このフレーズは、私の師匠がよく使う定番の始まりの言葉です。
これが、まさか自分たちがこの舞台に立つ日が来るなんて夢にも思いませんでした。
T-rippleとして活動を始めて8年目でD'LIVEに初出演させていただきました。
出演が決まるまで、たくさんの迷いや葛藤があり、何よりもCODAである娘たちのことを優先に一番大事にすること、母としてやれること、この子たちが大人になるまでは手話ボランティア活動以外をすることを控えてえおりました。
今年私たち娘は、全員二十歳以上揃いになり、私たちのこれからの事を先輩やOBからアドバイスをいただきながら決断を進めました。
最後には、娘たちが背中を押してくれて、「やってみよう」と心を決めることができたのです。
披露した曲は、MISIAの「アイノカタチ」。
この曲を通して、ママとしての視点から、子どもたちへの愛を込めてパフォーマンスしました。その想いは、きっと会場にいらした多くの方々も感じたことがある、またはこれから感じていくであろう「子どもへの愛情」を届けたいという気持ちでした。
当日は、朝から会場入りし、リハーサルを重ねました。本番直前には記録用に撮影していた動画をチェック。会場の空気感や雰囲気に合わせるため、急遽一部の手話の振り付けや歌詞表現を変更しました。その結果、フォーメーションやリズムの確認を一からやり直し、本番の2時間前まで控室で練習を繰り返して仕上げました。
「お客様にもっと伝わるように」
「この想いをきちんと届けたい」
という思いを胸に本番を迎えました。
パフォーマンスが終わった瞬間、無事にやり遂げられた安堵感と同時に、手が痺れるほどの緊張感がありました。この大きな舞台「D'LIVE」の重みを改めて感じました。
手話で音楽を届ける。
これまでにも様々なステージを経験してきましたが、この「D'LIVE」のステージに立つと、全く違う感覚がありました。暗闇の中でたくさんのお客様がこちらをじっと見つめてくださっている。その視線を感じながら、ひとつひとつの表現に全力を注ぎ、感動を届ける最大のパフォーマンスをしなければという気持ちが高まり、同時にこれまで応援してくださった全ての方々への感謝の思いを込めてパフォーマンスをさせていただきました。
そして、T-rippleの活動を支えてくれたカウントマンのnaohちゃん。彼女がそばにいてくれたおかげで、どれだけ心強かったか分かりません。
本当にありがとう。
また、D'LIVEの運営スタッフの皆さん、大学生ボランティアの皆さん。朝早くから準備をしてくださり、サポートいただきありがとうございました。このイベントは出演者だけで成り立つものではありません。皆さんの力があってこそ、この素晴らしいステージが実現したのだと思います。心から感謝申し上げます。
最後に、
T-rippleを応援してくださった皆さん、当日会場で見守ってくださったお客様。本当に有難うございました。
この感謝を胸に、これからも歩み続けていきます。
会場にお客様から嬉しいプレセントや手紙たくさんありがとうございました!
手話うたユニットT-ripple(Ricchi & poo)
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